GRAM 乙女の祈りは罪深く (3)
「……ってぇとなんだ、つまり」
翌朝。
昨日の嵐がきれいに通り過ぎ、爽やかに晴れ渡った初夏を思わせる青空の下を、カーレルは歩いていた。
「まあ要するに、家族に内緒でひそかに付き合ってた恋人が、いきなり消えちまった。ってとこかねぇ」...
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