猫の鈴 ~聖堂綺譚~ 猫の鈴 ~聖堂綺譚~ 「わっかんねえ」 あふれるように置かれた骨董品に半ば埋もれたような格好で、リンは呟いた。 昼間だというのに薄暗い、あまり採光の良くない建物の中である。古くからの町屋を改築して営まれたその骨董品屋の中は、車の入り込めない小道に面してい... 2020.09.15 猫の鈴 ~聖堂綺譚~